Posts Tagged ‘不眠’
高血圧を改善または克服
高血圧について
一般的な高血圧の症状としては、不眠、イライラ、頭痛、めまい、耳鳴り、首筋の痛み、肩こりなどがあると言われています。
高血圧が原因となる病気で最も怖いのは脳出血です。
現在、成人男性の4人に1人は高血圧と言われています。
血圧が上昇する原因の1つに塩分、なかでも塩化物イオンの影響があります。
塩分の過剰摂取は血圧上昇につながるということは有名ですが、その原因はナトリウムと塩化物イオンを同時に摂取することにあることが、最近の実験で解明されています。
高血圧の治療には、血圧を下げる薬とともに、食事療法や運動療法が有効で、2次性高血圧の場合は、原因となる病気を治す努力が不可欠です。
更年期障害を改善または克服
更年期障害について
40~50代の女性を悩ませるものの一つに更年期障害があります。
しかし、今では20~30代の若年層や男性にも更年期障害の症状が出る人が増加しています。
正しい知識と対処法を知っていれば、何も心配する必要はありません。
明るく穏やかに更年期を乗り越え、第二の人生をスタートさせましょう!
更年期障害とは
更年期障害は、40代半ばから50代半ばの女性に見られる、閉経前後における女性ホルモン(エストロゲン)の減少を主原因とする精神的・身体的な諸症状のことです。
このエストロゲンの減少によって、多くの女性は「不定愁訴」と呼ばれる症状に悩まされます。
「不定愁訴」とは、さまざまな症状が現れ、症状が定まらない状態のことです。
その症状には、個人差がありますが、多くの場合、
のぼせ・発汗・手足の冷え・寝付きが悪くなる・眠りが浅い・不安感・憂うつ・肩こり・腰痛・関節痛・動悸・息切れ・めまい・耳鳴り・イライラ・頭痛・気力がなくなる・物忘れがひどくなる等の症状が現れます。
<更年期障害に見られる不定愁訴の症状>
■精神神経系
頭痛、めまい、耳鳴り、物忘れ、憂うつ感、判断力・集中力低下、不眠、不安感、倦怠感 など
■知覚系
しびれ、蟻走感(皮膚に虫がはうような感じ)、かゆみ、知覚過敏、知覚麻痺
■運動器官系
肩こり、腰痛、関節痛、背筋痛、筋肉痛
■自律神経系
のぼせ、ほてり、冷え、動悸、息切れ、手足の冷え
■皮膚・分泌系
皮膚や粘膜の乾燥、湿疹、発汗、ドライマウス、唾液分泌の異常、ドライアイ
■消化器系
食欲不振、吐き気、便秘、下痢、腹部膨満感、のどのつかえ
■泌尿器・生殖器系
月経異常、頻尿、残尿感、性器下垂感、外陰掻痒症
更年期障害の原因
更年期障害の原因は、卵巣機能が衰えることにより、女性ホルモンであるエストロゲンの分泌が減少することによって起こると言われています。
具体的には、加齢に伴って卵胞の機能が衰え、血中のエストロゲンの量が少なくなります。
すると、視床下部はエストロゲンの量をチェックして「エストロゲンの量が足りない」と判断し、GnRHを分泌します。
これを受けて脳下垂体から卵胞刺激ホルモンが分泌され、卵胞からエストロゲンを出そうとしますが、すでに高齢で卵胞は弱っているためにエストロゲンを出すことができません。
視床下部は「エストロゲンを出すように命令を出したのにエストロゲンが増えていない」と判断し、もう一度命令を出します(GnRHを分泌します)。
しかし、エストロゲンを出す機能が衰えているため、いくら命令がきてもエストロゲンを出すことはできません。
視床下部は「なぜ命令しているのに増えないのだろう?」と思いながら、命令を出し続けます(GnRHを分泌し続けます)。
その結果、GnRHは増加する一方でエストロゲンは増加しないというホルモンのバランスの乱れが起こります。
この乱れは、自律神経を司る脳の一部との密接な関係があるため、自律神経を乱し、体の各機能に不具合を起こします。
これが更年期障害の原因と考えられています。
更年期障害や不定愁訴は、女性ホルモンによって生み出される生理周期のリズムと関係しています。
ホルモン中枢が身体の好不調の波を作り出す自律神経中枢に隣接しているため、お互いに影響し合います。
その結果、ホルモンの変動に伴い、自律神経失調症が現れます。
これが生理前緊張症として、身体に現れ、妊娠中のつわりや出産後のマタニティーブルー、更年期障害などをもたらします。
つまり、ホルモンの大変動に対して自律神経を調節する視床下部が対応できないのです。
言うまでもなく、思春期や更年期は女性が必ず通過するものです。
日本人の平均寿命が延びている中で、生理が始まる初潮は低年齢化しており、平均12歳くらいになりましたが、生理の終わる閉経は現在も平均48歳くらいで、昔に比べてもそれほど伸びていません。
思春期には、女性ホルモンが分泌され、第2次性徴として月経が始まり、乳房が発育して女性らしくなります。
こうした肉体的発達と精神的成長の足並みが揃わないことが多く、性ホルモンが急激に増え、ホルモン環境がバランスを失い、自律神経失調症になりやすいのです。
さらに、最近では環境ホルモンと呼ばれる環境汚染物質が蔓延しており、女性の身体のバランスが崩れていると言われています。
環境ホルモンは、女性ホルモンの1つであるエストロゲンに非常に似た化学構造をしています。
そのため、この環境ホルモンがあたかも女性ホルモンのように振る舞い、細胞の受容体にくっつき、様々な悪影響をもたらすと考えられています。
最初は風邪と同様の咳・痰・鼻水・扁桃痛などが慢性化したり、鼻血が出やすくなるという症状が現れます。
そして、頭痛・貧血・微熱・アトピー・喘息・肝炎・子宮内膜症・化学物質過敏症をもたらし、さらに悪化すると、 流産・死産・奇形児出産・不妊・脳障害・発育不全・突然死症候群・重症衰弱症候群・新生児死亡・二重胎児・ガン死などに結びつくとも言われています。
下記12項目のうち、思い当たる症状がいくつあるかチェックしてみてください。
5項目以上該当項目がある方は、更年期障害の可能性が高いと言えます。
<更年期障害チェックリスト>
□ 1.顔がほてる、のぼせる、汗をかきやすい
□ 2.頭痛、めまい、吐き気がよくおこる
□ 3.手足や腰などが冷えやすい
□ 4.イライラしたり、怒りっぽくなる
□ 5.トイレが近い、尿もれがある
□ 6.寝つきが悪い、眠りが浅い
□ 7.不安になったり、憂うつになることが多い
□ 8.動悸、息切れがする
□ 9.疲れやすい
□ 10.肩こりや腰痛がある、手足に痛みがある
□ 11.性交痛がある
□ 12.膣や尿道がヒリヒリすることがある
更年期障害のカギを握る女性ホルモン「エストロゲン」
エストロゲンとは、女性の卵巣で作られる女性ホルモンのことです。
女性の体の丸みや、肌や髪の潤いなどの女性特有の美しさは、このホルモンがあるおかげです。
エストロゲンの最も重要な働きは、乳房や女性性器の成熟を促し、子宮壁を厚くし受精卵が着床できる状態を作り、規則正しく月経を起こすなど、妊娠を助けることにあります。
また、エストロゲンはコレステロールの増加を抑制し、血管を健康に保ち、カルシウムの形成、吸収を調節し、骨の健康も保ちます。
自律神経や脳の働きを良くすることも知られています。
さらに、エストロゲンには、人間の行動や情緒などを安定させる作用がある上、心の安定をはかるセロトニン分泌と大きく関係しています。
そのため、エストロゲンの分泌が低下するとセロトニンの分泌も下がり、心の不安定につながります。
更年期になると卵巣の機能がだんだん低下し、このエストロゲンの分泌が減少していきます。
エストロゲンを正しく補うことで、更年期障害の症状は改善すると言われています。
そのエストロゲンをどのように摂っていくかが大きな問題ですが、更年期障害の治療に用いられているホルモン補充療法はリスクが高く、危険性を伴います。
より自然な形で体へのリスクが少ない治療方法を考えていく必要があります。
もちろん、毎日の食品の中からバランス良く摂取することが体に負担のない方法ですが、より積極的に摂取していくのであれば、サプリメントも有効に働きます。
PTSD(心的外傷後ストレス障害)を改善または克服
PTSD(心的外傷後ストレス障害)について
阪神・淡路大震災後やオウム真理教の地下鉄サリン事件後に、被災者や被害者の間に多数見られたことで、マスコミに取り上げられ、一般にも広く知られることになったPTSD(心的外傷後ストレス障害)。
死を身近に感じるほどの危険や恐怖、無力感に直面したことで、その出来事の記憶を反復して再体験(想起)し、日常生活に支障をきたしてしまうストレス障害です。
近年では、事件・事故が起こるたびに、PTSD(心的外傷後ストレス障害)の発症が憂慮され、メンタルケアの重要性が指摘されています。
治療に関しては、個々の症状に対応するケアだけでなく、被害にあった方々の全存在にかかわる問題に直面しているという理解に基づいたケアが必要です。
PTSD(心的外傷後ストレス障害)とは
PTSD(心的外傷後ストレス障害)とは、Post-traumatic Stress Disorderの略称で、災害や事故、暴行、強迫、殺傷といった強烈な心的外傷つまり心の傷を起こすようなトラウマ体験(外傷的体験)によって、耐え難い心理的ショック(ストレス)を生じる神経症の1つです。
ここで言うトラウマ体験(外傷的体験)とは、人の対処能力を超えた圧倒的な体験で、その人の心に強い衝撃を与え、その心の働きに永続的、不可逆的な変化を起こすような体験を意味します。
こうした圧倒的な衝撃は、普通の記憶とは違い、単に心理的影響を残すだけでなく、脳に「外傷記憶」を形成し、脳の生理学的な変化を引き起こすことが近年の研究で明らかになっています。
PTSD(心的外傷後ストレス障害)患者の神経生理学的な兆候は、神経画像的研究、神経化学的研究、神経生理学的研究、電気生理学的研究などで証明されつつあります。
外傷記憶は時がたっても薄れることがなく、その人が意識するしないにかかわらず、一生その人の心と行動を直接間接的に支配します。
外傷記憶を形成するような体験とは、戦争、家庭内の暴力、性的虐待、産業事故、自然災害、犯罪、交通事故など、その人自身や身近な人の生命と身体に脅威となるような出来事です。
PTSD(心的外傷後ストレス障害)に見られる症状の特徴
PTSD(心的外傷後ストレス障害)では、その種の出来事に対して、恐怖、無力感、戦慄などの強い感情的反応を伴い、長い年月を経た後にも、このようなストレスに対応するような特徴的な症状が見られます。
例えば、患者はその外傷的体験を反復的、侵入的に再体験(フラッシュバック)したり、外傷的体験が再演される悪夢を見たり、実際にその出来事を今現在体験しているかのように行動したりします。
あるいは、そのような出来事を思い出させるような活動、状況、人物を避けたり、その結果として孤立化したり、感情麻痺や集中困難、不眠に悩まされたり、いつも過剰な警戒状態を続けたりします。
PTSD(心的外傷後ストレス障害)は、大きな心理的ストレスを体験してから数日、もしくは数週間経過した後に急性発症する場合がほとんどですが、数ヶ月後に発症するケースもあります。
一般的には、数週間経過した後、体験した出来事の情景が当時の感情と身体感覚を伴って、リアルにありありと再現(フラッシュバック)され、これが何度も繰り返されます。
その度に、何度も当時体験した非常な精神的苦痛を再体験することになるので、情動的に不安定となり、落ち着きがなくなり、イライラしやすく、同時にビクビクしており、時には突発的な暴力行為を起こすこともあります。
そのため、当然、仕事や勉強などは手につかず、記憶障害を伴ったり、過度の警戒や怯えが現れたり、れないということが起こります。
この症状が急性的に発症した場合は、ほぼ半年以内に自然消滅します。
しかし、これが慢性化すると、数ヶ月から数年継続し、たびたび重大な能力障害を引き起こすこともあります。
PTSD(心的外傷後ストレス障害)の主要症状は以下の再体験(想起)・回避・過覚醒の3つです。
<PTSD(心的外傷後ストレス障害)の主要3症状>
1)再体験
原因となった外傷的な体験が、意図しないのに繰り返し思い出されたり、夢に登場したりする
2)回避
体験を思い出すような状況や場面を、意識的あるいは無意識的に避け続けるという症状、およびや感覚などの反応性の麻痺という症状を指す
3)過覚醒
交感神経系の亢進状態が続いていることで、不眠やイライラなどが症状として見られる
アメリカ精神医学会の診断マニュアル第4版(DSM-IV)では、再体験(B項目)が5項目中1つ以上、回避(C項目)が7項目中3つ以上、過覚醒(D項目)が5項目中2つ以上、揃っていることが診断のために必要です。
さらに、それらの症状が1ヶ月以上持続(E項目)、自覚的な苦悩か社会機能の低下が明らかな場合(F項目)に、医学的にPTSD(心的外傷後ストレス障害)と診断されます。
PTSD(心的外傷後ストレス障害)の治療法
PTSD(心的外傷後ストレス障害)の治療には、一般に心理療法(行動療法)と薬物療法が有効であるとされています。
PTSD(心的外傷後ストレス障害)は、強い不眠と不安症状を軽くすることが重要です。
PTSD(心的外傷後ストレス障害)による不安、不眠などには抗不安薬(いわゆる安定剤)が有効ですが、他の症状には無効といわれています。
一方、抑うつや再体験症状に対しては、抗うつ薬が有効です。
しかし、こうした異なるタイプの薬を併用しても回避症状が治りにくい場合には、心理療法(行動療法)などの併用も考える必要が出てきます。
心理療法(行動療法)に関しては、いくつかの種類の行動療法(脱感作法、曝露療法)の有効性が報告されています。
しかし、いきなり心的外傷のもとになっているトラウマ体験に直面する、という方法では、逆に症状が悪くなる例もあるため、治療者と相談しながら行う必要があります。
また、特に行動療法で症状が悪化しやすいとされているのは、罪や恥の意識、怒りなどの否定的な感情が強い人といわれています。
これら以外に、PTSD(心的外傷後ストレス障害)に対する効果が示されている治療法として、EMDR(Eye Movement Desensitization and Reprocessing)という特殊な治療法があります。
これはトラウマ場面を想起した後リズミカルに眼を動かすことを繰り返し行うことで、外傷的な記憶を通常の記憶と同様に再処理していくというものです。
その独特の方法のため、うさんくさい印象も与えかねないのですが、実際に有効性を示している報告も多く現在ではその有効性について認められつつあります。日本でもこの治療を行っている施設は徐々に増えてきています。
ストレスを受けた後に、ストレス体験を互いに話し合うことを「ディブリーフィング」と言いますが、それによってPTSD(心的外傷後ストレス障害)の発症が予防できるのではないか、という研究も進められています。
ただ、その有効性についてはまだ証明されていません。
こうしたPTSD(心的外傷後ストレス障害)の治療については、心理療法(行動療法)や薬物療法などのすべてに言えることですが、治療を受ける側も治療をする側も、相当な根気が必要です。
薬物療法による抗不安剤と抗うつ剤はケースによって補助的に使用されることもありますが、PTSD(心的外傷後ストレス障害)の患者さんは、眠れない苦しみから逃れようとして、アルコールや薬物を乱用する傾向が大変強く見られます。
そのため、長期にわたる薬物治療はタブーとされています。

RSS 最新情報