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パーソナリティ障害(人格障害)を改善または克服
パーソナリティ障害(人格障害)について
パーソナリティ障害(人格障害)とは、精神疾患や神経症とまでは言えないにしても、その人が属する社会の一般的な人々に比べて特に変わっている人格的偏りのこと。極端な考え方や行為から社会への適応が難しく、周囲に迷惑がかかるのはもちろん、本人を苦しめることもあります。
パーソナリティ障害(人格障害)は、以下の10タイプに分類されます。
- 妄想性人格障害
物事を歪曲して受け取り、人を信じられない - 統合失調質人格障害
感情が平板で、他人との親密な関係を求めない - 統合失調型人格障害
常に自分だけの世界に生きている - 境界性人格障害
衝動的で今その瞬間だけを生きている - 反社会性人格障害
犯罪や悪を生きがいとする - 自己愛性人格障害
誇大的な自己像を持ち、賞賛だけを求める - 演技性人格障害
自分が注目の的にならなければ我慢できない - 回避性人格障害
失敗や傷つくことを恐れて社会との交流を避ける - 強迫性人格障害
完璧主義で、細かいことにこだわりすぎる - 依存性人格障害
優柔不断で、常に他者の保護を必要とする
なお、「人格障害」という言葉は差別的なニュアンスが強いということから、日本精神神経学会は5月、「パーソナリティ障害」に用語改定をすると発表しています。
パーソナリティ障害(人格障害)の原因
パーソナリティ障害(人格障害)の原因は、遺伝や生まれつきの気質といった生物学的要因と、生育環境や子供の頃の人間関係などの後天的要因の両方が関わっています。しかし、その根底には、自我の形成不全があると考えられています。つまり、成長の過程で自我がうまく育っていかないと、パーソナリティ障害(人格障害)になりやすいのです。
パーソナリティ障害(人格障害)の治療法
パーソナリティ障害(人格障害)は一種の性格であり、明確な病気とは言えないという考えから、その対策を「治療」と呼ぶべきかどうかについては、意見が分かれるところです。しかし、いずれにしても、パーソナリティ障害(人格障害)の改善は、心理的・言語的にコントロールすることで、攻撃性などの偏った言動を回避させる「心理療法」を中心に、精神安定剤などにより不安や焦燥感、イライラを取り除き、衝動的な攻撃性を抑える「薬物療法」を対症療法として補足的に取り入れるなど、多角的に行われます。
ただし、薬物療法は、患者さんの症状やタイプによっては、目的と反対の作用をもたらすことがあったり、強い副作用が出ることもあり、完全とは言えません。
なお、パーソナリティ障害(人格障害)の一部は、加齢による生理的影響や、仕事などの社会的生活を通じて世の中の多様性を学ぶことにより、40歳代くらいまでに、状態が改善していく傾向にあると言われています。

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