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情緒不安定を改善または克服
■情緒不安定について
情緒不安定とは、簡単にいえば、喜怒哀楽の感情を自分でコントロールできない状態です。イライラしたり、不安な気持ちや情緒不安定になったりということは、生きていれば誰にでも起こる自然な反応の一部でもあります。
しかし、最近では、「単なる情緒不安定」とか「誰にでも起こる自然な反応」というだけでは片付けられない程に、自分自身の情緒の浮き沈みの激しさに翻弄され、日常生活に支障をきたすケースが増えています。最近では芸能人や著名人が情緒不安定をカミングアウトするなど、情緒不安定はますます身近なものになりつつあります。
■情緒不安定につけられた新しい疾患名「全般性不安障害」
劇的な発作に襲われることはないけれども、不安の種が次々と現れて、絶えずつかみどころのない強い不安や情緒不安定に苦しめられるとともに、身体や心にさまざまな不調が見られる場合、「全般性不安障害」に陥っている可能性が考えられます。
ちなみに「全般性不安障害」は最近つけられた新しい疾患名です。これまでは「不安神経症」と一括りにされていたものを2つに分けて、慢性的な情緒不安定や不安に悩まされている場合は「全般性不安障害」、急な不安発作を繰り返す場合は「パニック障害」と診断されるようになりました。
この全般性不安障害は、症状の中心が「不安」であるさまざまな障害です。誰でも不安を感じたり、情緒不安定になることはありますが、全般性不安障害の場合は、不安の対象がはっきりせず、度合いも極端です。急な不安発作、いわゆる「パニック発作」などは見られませんが、いつも不安な気分、身体的な不安症状が消えません。自分ではどうしようもない程、強い不安感に苛まれます。
例えば病気・事故・失敗などの将来起こるかもしれない(と仮定した上での)不幸を心配したり、自分ではどうすることもできない事柄を深刻に悩んだりと、他人の目にはナンセンスに見えるようなものが多く見受けられます。
全般性不安障害は、女性が陥りやすいケースが多いと言われており、20歳代での発症が目立ちます。
■過度な不安が引き起こす「全般性不安障害」によく見られる症状
全般性不安障害の症状としては、過度な不安が運動系の緊張や自律神経系の過剰な活動、警戒心の強さなどがあります。そのために普通の日常生活を送ることができません。ここで言う「運動系の緊張」とは、一般的にふるえ、落ち着きのなさ、頭痛などになって現れます。
一方、「自律神経系の過剰な活動」は、呼吸が速くなる、発汗、動悸、消化器系の異常などになって現れます。また、「警戒反応」としては、焦燥感や驚き やすさなどがよく見られます。ほとんどの場合、心身症、パニック障害、うつ病などの他の疾患と合併して起こることが多いと言われています。
■情緒不安定への対処方法
情緒不安定な状態に対処するには、まずは心療内科などで診察を受けたり、臨床心理士などのカウンセリングを受けることをお薦めします。効果的なサプリメントなどもあるようです。
また、日常生活において情緒不安定な状態を改善していくためには、下記のような点に留意することも大切です。
・規則正しい生活とバランスの良い食生活を心がける
・ストレッチやウォーキングなどの軽い運動を取り入れる
・入浴やアロマテラピーなどでリラックスを図る
ただし、人により、症状により、効果的な対処方法も改善のプロセスも違います。他の人のケースをそのまま自分に当てはめて考えるのは危険です。場合によっては、逆に状況を悪化させる可能性もありますので、信頼できる医師やカウンセラーを見つけ、アドバイスを受けながら、気長に改善を図っていくことが何よりも大切です。
新型うつ病を改善または克服
新型うつ病について
最近、よく聞かれるようになった「新型うつ病」。「仕事に行こうとすると、うつになる」など、特定の状況にのみ、うつ状態となり、それ以外の状況(仕事後や休日など)では、うつ症状がまったく発現しないことから、「単に仕事をサボりたい言い訳では?」と誤解を招かれやすい病気です。なってしまった当人にとっても、まわりの人にとっても、対応が難しいといわれる新型うつ病。だからこそ、早めに、しっかり対処していく必要があります。
新型うつ病とは
「新型うつ病」は2007年あたりから、20代から30代の若い世代に急増し、マスコミでもセンセーショナルに取り沙汰されているため、比較的認知度の高い精神疾患です。しかし、マスコミで情報が一人歩きしたこともあって、何かと誤解されることが多い疾患でもあります。まず、大きな誤解は「新型うつ病」という呼び名が、まるで病名のように、世の中で認識されていることです。実際には「新型うつ病」という病名は存在しません。そもそも、うつ病は症状や病気になる過程によって「メランコリー型うつ病」「双極性障害」「非定型うつ病」「気分変調症」の4つに大きく分類されるのですが、「新型うつ病」は、これらのうちの「非定型うつ病」および「気分変調症」に当てはまります。【このページでは便宜上、“「新型うつ病」(非定型うつ病(気分変調症を含む))”で表記統一します】
そのため、「新型うつ病」(非定型うつ病(気分変調症を含む))は、従来型のうつ病に見られる症状と比べて特徴が大きく異なります。
従来の「うつ病」といえば、几帳面で真面目な人がかかりやすく、落ち込み、自分を責め、自殺に至る傾向が強いといった特徴が見られます。しかし、「新型うつ病」(非定型うつ病(気分変調症を含む))は、仕事中だけうつで、帰宅後や休日は普段通り活発に活動する。自分を責めるのではなく、身近な人間や社会に対して攻撃的な態度を取り、休職しても会社や同僚にかける迷惑などあまり感じない、といった特徴が見られます。
「新型うつ病」(非定型うつ病(気分変調症を含む))の症状に関して、基本的には抑うつ状態の精神症状は従来型のうつ病と共通しているものの、例えば、「自分が悪いと感じる」従来型と比べ、新型では、むしろ「他人が悪い」と感じます。また、食欲がわかない従来型と違って、新型では過食傾向になりがちです。
加えて、何をしていても楽しくないというわけでもなく、自分にとってストレス的な環境では抑うつ状態になりますが、自分が楽しいと感じることに対しては、楽しいと感じることができ、出来事に反応して気分が変わる「気分の反応性」が見られます。
このように「新型うつ病」(非定型うつ病(気分変調症を含む))の症状には、従来型のうつ病とは真逆の傾向が多く見受けられます。
<「新型うつ病」と「従来型うつ病」に見られる特徴の違い>
| 新型うつ病 | 従来型うつ病 | |
| 苛立ちの対象 | 他人のせいにする | 自分を責める |
| 気分の浮き沈み | 浮き沈みが激しい | 継続して沈む |
| 辛い時間帯 | 夕方 | 午前中 |
| 悪化する状況・場所 | 会社に行く | 無関係 |
| 休日の気分・状態 | 元気になる | 無関係 |
| 食事と睡眠 | 過食・過眠傾向 | 食欲不振・不眠傾向 |
<「新型うつ病」に該当する「非定型うつ病」および「気分変調症」の症状>
■非定型うつ病の特徴
- 自分にとって好ましいことや都合の良いことがあると気分が良くなる(気分の反応性)
- 過食、過眠傾向がある
- 疲労感と共に体の重さが見られる
- イライラして落ち着かない
- 社会不安(対人恐怖)の傾向がある
- 人間関係に過敏で攻撃的になる等、激しく反応する傾向がある
- 他人の顔色・評価を気にするため、他者の意見で自己評価が左右される
- 自己中心的で他人に対する要求が多い性格傾向の人が発症しやすい
■気分変調性障害の特徴
- 慢性的抑うつ状態が続くが、症状は軽度
- 無気力、倦怠感がある一方、衝動的な自傷行為や自殺未遂をする場合がある
- 規律や秩序に対して否定的で、集団との協調性は希薄なため、社会生活において過度なストレスを感じやすい
- 自己愛が強く、他罰的で逃避的(回避的)な性格傾向の人が発症しやすい
- うつ病の診断や治療に協力的だが、うつ病状の存在に終始しがち(うつを理由に、うつに依存し続けようとする)
- 薬が有効でない場合も多く、治療をしても部分的効果しか得られない傾向があり難治性が高い
■周囲からの誤解・批判を受けやすい「新型うつ病」(非定型うつ病(気分変調症を含む))
「新型うつ病」(非定型うつ病(気分変調症を含む))の典型的な例として、次のようなケースが非常に多く見受けられます。「仕事での挫折やストレスがきっかけとなって、抑うつ状態となり、仕事になると、うつ病と同等の症状が現れるが、好きなことをしている時にはそれらの症状は現れない」といったものや、「自発的に精神科や心療内科を訪れ、診断書を書いてもらって休職し、休職中は趣味や旅行などを楽しみ、復職となると、うつ病と同等の症状が現れる」など、症状としては、とても「うつ病」とは思えない上に、端から見ると“自己中心的”としか見えないような行動が目に付きます。
このように、「新型うつ病」(非定型うつ病(気分変調症を含む))は、一見すると、やる必要のあること(仕事)から逃れたいがために、自主的に“うつ状態”をつくり出している「ズルい人間」のように見えることから、“自分勝手で人格的な未熟さを持っている人間がかかる病気”だと、新たな偏見を持たれる可能性があります。実際、「新型うつ病」(非定型うつ病(気分変調症を含む))に陥っている人の中では、症状の発現によって、会社や家庭の中で周囲が対応に困る存在になっているケースが多く見受けられます。
まわりから誤解・批判を受けやすい「新型うつ病」(非定型うつ病(気分変調症を含む))ですが、実際に悩み苦しんでいる方たちがいるのもまた事実なのです。
「新型うつ病」(非定型うつ病)の診断基準
「新型うつ病」(非定型うつ病)の診断基準としては、「気分の落ち込み」「興味や喜びの消失」「ボーッとしてやる気が起こらない」などの症状があり、さらに次のような特徴が見られる場合、「新型うつ病」(非定型うつ病)と診断されます。病院によっては「従来型」「新型」を区別して診断されないこともありますが、治療法や対処法に異なる部分があるため、注意が必要です。次の症状が当てはまる場合に「新型うつ病」(非定型うつ病)と診断されます。
<「新型うつ病」(非定型うつ病)の診断基準>
(DSM-IVの診断基準に基づいて作成)
前提として※DSM-IVによる「大うつ病性障害」の診断基準を満たした上で、
1.気分の反応性がある・・・楽しい出来事があると気分が明るくなる
2.次の特徴のうち2つまたはそれ以上当てはまる
- 著しい体重増加または食欲の増加
- 10時間以上におよぶ過眠
- 鉛様のまひ・・・手足が鉛のように重たい感覚
- 長期間にわたり人間関係において拒絶されることに過敏で、そのため社会生活に支障をきたす
| ※「大うつ病性障害(Major Depressive Disorder)」とは、米国の診断基準DSM-IV-TRで呼ばれている、いわゆる「(従来型)うつ病」のことです。 なお、大うつ病性障害の「大」は症状の程度の大小を示すものではありません。英語の「major」に当たる「主要な」「中心的な」という意味です。
■DSM-Ⅳ-TR診断基準:大うつ病性障害(Major Depressive Disorder) 1)抑うつ気分:気分の落ち込みを感じる。 2)興味、喜びの著しい減退:全ての活動に対して興味や喜びを感じない。 3)体重減少か増加、または食欲減退か増加:この1ヶ月で5%以上の体重の減少か増加がある。 4)不眠 または睡眠過多:不眠または過眠(10時間以上)がある。 5)精神運動静止または焦燥:何をするにも億劫で辛く感じ、仕事をするのに時間がかかるようになった。または焦燥感でイライラしたりする。 6)易疲労感または気力の減退:やる気が出ない、すぐに疲れてしまう。 7)無価値感または罪責感:自分を無価値な存在と感じて自信がなかったり、過度に自分を責めることが多い。 8)思考力や集中力の減退または決断困難:考えるのに時間がかかり、決断ができなくなった。 9)自殺念慮等:生きるのが辛く、死について考えることがよくある。 A 混合性エピソード(躁うつ)ではない。 B 著しい苦痛を感じる、または社会的・職業的な機能障害がある(非常につらい、または日常生活に支障がある。) C アルコールや薬物による作用や身体疾患によるものではない。 D 死別反応ではない(愛する人を失った後、症状が2ヶ月以内ならば離別反応と考えられます。) ※精神疾患の診断基準にDSM-ⅣとICD-10がありますが、どちらも箇条書の項目(症状)の数を数えて診断します。 ※エピソード:症状が発現している状態 |
「新型うつ病」(非定型うつ病(気分変調症を含む))の治療法
「新型うつ病」(非定型うつ病(気分変調症を含む))の治療については、非常に難しいといわれています。多くの場合、薬物療法による治療が行われるほか、生活を改善するための生活指導や、考え方を整理しとらえ直すための心理療法が行われます。とりわけ認知行動療法は薬物療法と同等の効果があることが確認されています。
「新型うつ病」(非定型うつ病(気分変調症を含む))に使われる薬は、抗うつ薬(SSRI:セロトニン再取り込み阻害薬と三環系)を中心に、気分を安定させる気分安定薬や抗精神病薬、不安や不眠を改善する抗不安薬や睡眠薬などさまざまなものが選択されます。薬を飲むことで落ち込みやイライラが改善され、気分が安定して楽になります。治るまでに1年は続けて飲むことが必要とされています。「新型うつ病」(非定型うつ病(気分変調症を含む))には、通常、うつ病に多く使われるパキシルなどのSSRIだけでは、有効性が低いことも分かっています。
「新型うつ病」(非定型うつ病(気分変調症を含む))の治療においては、薬による治療に加え、生活リズムを整えるための生活指導や、考え方をとらえ直すための認知行動療法など、心理療法的なアプローチも重要です。
生活リズムについては、まず、規則正しい生活リズムを確立・維持し、家族と同じ時間に寝食を共にすることです。また、ネガティブな思考によって陥った心の過負荷状態には、毎日掃除をするなど、軽く汗をかく程度の運動を行うことで、心身バランスを取ることができ、薬物療法と同等以上の効果が期待できます。(詳しくは下記「ライフスタイルの確立」を参照)
「新型うつ病」(非定型うつ病(気分変調症を含む))の患者さんの多くは、「周囲の人に自分のことが理解されていない」と嘆く傾向が多く見受けられます。こうした場合であっても、周囲の人間は、病気であることを認識し、病気を理解して接することが必要です。また、「新型うつ病」(非定型うつ病(気分変調症を含む))の場合は、少し励ますことがかえって本人のためになります。決まった時間に起きて会社に行く。その日の課題をやり遂げさせる。かける言葉はやさしくても、心は厳しく持ちながら、本人の気力を奮い立たせるように接することが大切です。ただし、言葉に対して過敏なため、本人を傷つけるような言葉を避け、やさしく接することが必要です。また、精神療法として認知行動療法などが有効ですが、最終的には人格の成熟を促進するための、長期にわたる治療・育成が必要となってきます。
<認知行動療法プログラム(例)>
| 大切な人(親)から愛されているという認知の増強・確認 |
| 劣等感の除去 |
| 自己主張のスキル |
| 自己の客観視の向上 |
| ストレス・コーピング(ストレスヘの対処法) |
| 情動コントロール |
「新型うつ病」(非定型うつ病(気分変調症を含む))の改善に欠かせないライフスタイルの確立─生活リズムを整え、目的を持って生活すること
「新型うつ病」(非定型うつ病(気分変調症を含む))は、生活のリズムを乱れたままにしておくと、症状がますます悪化してしまいます。改善に向けて、規則正しい生活を心がけることが重要です。また、「新型うつ病」(非定型うつ病(気分変調症を含む))では、昼間は目的を持って活動することが、リズムの乱れを改善するために効果的です。具体的な取り組みとして、次の5つが役立ちます。
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できるだけ仕事へ行く
多少つらくても、仕事に行ける場合には、時間どおり出社し、仕事に取り組むことです。やらなければいけないことに取り組むことが、精神の覚醒を促すため、体内リズムを正常化する手助けとなってくれます。好きなことだけやっていると、睡眠・覚醒のリズムが暴走し、逆効果になってしまいます。
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目標を持って毎日を生きる
「今日はこれをしよう」「これをやり遂げよう」と、その日の目標を持って、毎日を生きることが大切です。「今日は、この本を読む」など簡単なことでOK。「何かをしないといけない」と自分自身で自覚を持つことが、昼間の覚醒を促し、生活リズムを整えるのに役立ちます。
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規則正しく生活する
朝は早起きして、三度の食事を食べ、夜は12時前には就寝するなど、規則正しい生活を心がけることが必要です。私たちの体内リズムは、朝起きて光を浴びることで調整されます。目に光が入ると、脳の松果体から出るメラトニンという睡眠物質の分泌が抑制され、睡眠がリセットされます。これによって、1日24時間でサイクルする体のリズムが整います。
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掃除や片づけなど、整理整頓を習慣づける
体を動かす方法として、掃除や片づけなどが非常に有効です。適度な運動になるだけでなく、「今日は机の片づけをする」ということが、その日の目標になってリズム調整にも役立ちます。部屋をキレイにすると達成感もあります。
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ウォーキングなど外出して汗を流す
1日1回は外出して、太陽の光を浴び、散歩などで体を動かすようにします。ウォーキングなどの軽い有酸素運動をすると、それによって脳では気分を安定させる脳内物質の分泌が増え、気持ちが楽になります。
有害物質
有害物質による影響について
有機水銀による水俣病、有機カドミウムによるイタイイタイ病などの例を出すまでもなく、体内に入った重金属が神経組織をむしばむなどして、人間の健康に悪影響を及ぼすものであることは良く知られています。
また、私たちは重金属に汚染された海で育った魚介類を食べたり、汚染された水道水などを通じて重金属を知らない間に摂取しています。
さらに、カップ麺の容器からは、「スチレンダイマー」などの環境ホルモンが確認されています。
環境ホルモンはホルモンの受容体であるレセプターと結合し、本来の情報とは異なる情報伝達を行い、脳や神経系に障害を引き起こします。
こうした有害物質が体内に取り込まれ、微量の毒が排出されず、体内にどんどん蓄積されていってしまうことは、現在、大きな問題となっています。
人間はもともと肝臓や腎臓などで、体内に発生したり、取り込まれた毒物を無害化したり、体外に排出する働きを持っているのですが、 現在のようにその量があまりにも多すぎると処理しきれず、その積み残しが徐々に蓄積されてしまうのです。
そのため、私たちは毒素や不要物を体外に出していくことを考える必要があります。
もっとも簡単な手段は、毒物や不要物を体外に排出する機能を持つものを毎日食べることで、身体の中をキレイにしてしまうことです。
高血圧を改善または克服
高血圧について
一般的な高血圧の症状としては、不眠、イライラ、頭痛、めまい、耳鳴り、首筋の痛み、肩こりなどがあると言われています。
高血圧が原因となる病気で最も怖いのは脳出血です。
現在、成人男性の4人に1人は高血圧と言われています。
血圧が上昇する原因の1つに塩分、なかでも塩化物イオンの影響があります。
塩分の過剰摂取は血圧上昇につながるということは有名ですが、その原因はナトリウムと塩化物イオンを同時に摂取することにあることが、最近の実験で解明されています。
高血圧の治療には、血圧を下げる薬とともに、食事療法や運動療法が有効で、2次性高血圧の場合は、原因となる病気を治す努力が不可欠です。
口臭/便秘を改善または克服
口臭・便秘について
口臭は、虫歯などの口内トラブルも大きな原因となりますが、それ以外の原因としては、腸の状態が影響していると考えられます。
食べ物が腸で腐敗して発生する様々な有害物質が腸から吸収されると、肝臓の解毒機能を低下させ、さらに血液とともに全身にまわるようになります。
こうしたことは結果として口臭の症状にもつながります。
また、便秘は腸が不活発になることで起きる症状ですが、腸内が活性化されることで身体の中からキレイにすることができるので、便秘や口臭を改善することができます。
アトピー・にきび・吹き出物を改善または克服
アトピー・にきび・吹き出物について
アトピー性皮膚炎は自己免疫反応の過剰によって引き起こされる一種のアレルギー性疾患です。
また、にきびや吹き出物といった肌荒れや皮膚の老化は、皮膚表面に住み着いた菌や紫外線が影響していますが、それ以上に腸の状態が影響することが分かっています。
食べ物が腸で腐敗すると、様々な有害物質が発生し、それが腸から吸収されると、肝臓の解毒機能を低下させ、さらに血液とともに全身にまわるようになります。その結果、にきびや吹き出物といった肌荒れや肌の老化につながります。
便秘になると吹き出物が出やすくなるのは、それが原因です。
ガスがたまる(過敏性腸症候群:IBS)を改善または克服
「ガスがたまる」について
「ガスがたまってお腹が苦しい」
「便通の調子が良くない」
「下痢が止まらない」・・・。
「ガスがたまる」をはじめ、腹痛や便通異常などの消化器症状が続くので、身体的な検査をしてみても異常ナシと言われてしまう─。
最近、老若男女を問わず、そんな「ガスがたまる」などの“原因不明のお腹の不調”を訴える人が急増しています。
お腹にガスがたまって、似たような症状に困っているという方は、もしかすると「過敏性腸症候群(IBS: Irritable Bowel Syndrome)」かもしれません。
「IBS(過敏性腸症候群)」の大半の原因は、ストレスと言われています。
「ガスがたまる IBS(過敏性腸症候群)」症状がより深刻になる前にストレスを解消・軽減できる環境づくりを心がけましょう!
IBS(過敏性腸症候群)とは
一般的に「ガスがたまる」症状は、IBS(過敏性腸症候群)の中でも「ガス型」といわれるタイプに分類されます。
IBS(過敏性腸症候群)とは、「腸機能の異常によって起こる便通異常やそれに伴う腹痛等の症状のこと」です。
胃腸の検査をしても原因となる病気が見つからないのに、下痢や便秘、ガス過多による下腹部の張りなどを繰り返し起こします。
以前は大腸機能の異常によって引き起こされる病気とされ、IBS(過敏性腸症候群)と呼ばれていましたが、最近では大腸だけでなく小腸にも関係することなどからIBS(過敏性腸症候群)と呼ばれています。
IBS(過敏性腸症候群)は、症状に応じて便秘型・下痢型・交代型・ガス型の4つのタイプに分けられています。
便秘型の場合は、何日も排便ができず、お腹が苦しく、出てもコロコロしたウサギの糞のような便しか出ません。
下痢型の場合は下痢が止まらず、1日中何度も何度も頻繁にトイレにかけこまなければなりません。
交代型は何日も便が出なくなったかと思うと、今度は下痢に悩まされます。
ガス型はガスが腸内にたまり、お腹がひどく苦しく、頻繁にガス(おなら)が出ます。
そして、どの症状にも大抵腹痛を伴います。
<IBS(過敏性腸症候群)の4タイプ>
- 便秘型
何日も便秘が続き、コロコロした小さな便しか出ない症状 - 下痢型
少しでもストレスや不安を感じると、下痢を引き起こす症状 - 交代型
腰痛、腹部の違和感があり、下痢と便秘が交互に現れる症状 - ガス型
過剰なストレスでお腹にガスがたまる症状
IBS(過敏性腸症候群)によく見られるケース
IBS(過敏性腸症候群)の年齢層は幅広く、思春期から40代を中心に50代までに多く、60歳以上の高齢者には少ない病気です。
ただ、最近では小・中学生にも増えつつあり、特に進学校の生徒に多いと言われています。
一般的には、日本人の約10%がこうしたIBS(過敏性腸症候群)の症状を持っており、女性患者は男性患者の3倍ほど多いと言われています。
また、男性は下痢型、女性は便秘型の傾向があるようですが、これは必ずというわけではなく、逆のケースもあるようです。
IBS(過敏性腸症候群)の症状の多くは、ガス(おなら)がよく出る、下痢、便秘あるいは下痢や便秘の交互の繰り返し、腹痛の伴った下痢や便秘など、すぐトイレに行きたくなり、それが1日の間に何度も起こるため、通勤・通学の途中で何回もトイレに駆け込まなければならない状況が起こります。
特に下痢型とガス型では、症状の出現を恐れて登校や出社、外出が制限されるという事態が生じます。
トイレのない所へ行くことを極度に恐れ、トイレのない列車に乗れないという事態が生じます。
デパートへ行ってもトイレの場所を確認してからでないと買い物ができないなど、日常生活の行動が制限されてしまうのです。
また、「ガスが出て困る」という悩みを抱えている人の中には、「ガスが出て、その臭いのために周囲の人から嫌われる、または自分が周囲に迷惑をかけてしまっている」という思いから、さらに深刻に悩み、その結果、通常の日常生活ができないほどの精神的負担を抱えて、メンタル面に支障をきたしてしまうケースも多くあります。
排泄器官にかかわる症状であるために恥ずかしい思いをしたり、無知な心無い人々のために肩身のせまい思いをさせられたりしているのが現状です。
IBS(過敏性腸症候群)の原因
このIBS(過敏性腸症候群)を引き起こす原因としては、さまざまなものが考えられますが、その中でも、どのタイプにも共通し、もっとも大きな影響を占めている要因があります。
それは「心理的ストレス」です。
実際、IBS(過敏性腸症候群)の患者さんの85%以上が何らかのストレスの影響を受けていると言われています。
最近の研究では、脳と腸には密接なつながりがあることが明らかになりつつあります。
腸と脳は、「脳腸相関」といって、密接な関係があります。
というのも、腸には脳と同じ神経が多く分布し、それらは自律神経でつながっているからです。
脳が感じた不安やプレッシャーなどのストレスは、自律神経を介して腸に伝わり、運動異常を引き起こします。
また、ガス過多や下痢・便秘などの腸の不調も、自律神経を介して脳にストレスを与えます。
つまり、脳腸相関によって、ストレスの悪循環が形成されるのです。
IBS(過敏性腸症候群)の場合は、特に腸が敏感になっていますから、ちょっとしたストレスにも反応します。
また、少しの腹痛でも脳は敏感にキャッチし、不安も症状も増幅していきます。
<IBS(過敏性腸症候群)チェック表>
□ 腰痛を伴う下痢(便は泥状、粘液が出ることがある)
□ 便秘、あるいはベンチと下痢を交互に繰り返す
□ 時々、うさぎの糞のような便が出る
□ 排便後は腹痛が収まることが多い
□ 排便後、残便感はあるが、便は出ない
□ ガスがたまりやすい
□ 午前中の腹痛が多く、午後からは回復する
□ 体重の変化はなく、食欲も普通にある
□ すぐトイレに行けない状況で症状が出る
□ 睡眠時や休日には症状が出ない
□ 症状が1カ月以上持続している
上記のような症状が現れた場合には、IBS(過敏性腸症候群)に対する注意が必要です。
ご自分やお子さんなどにこうしたIBS(過敏性腸症候群)かもと思えるような兆候がしでも感じられたとしたら放置しないことが鉄則です。
IBS(過敏性腸症候群)に対する治療法
IBS(過敏性腸症候群)の治療法は、症状が多岐に渡っているため、それぞれの症状に合わせた治療法が必要となります。
IBS(過敏性腸症候群)のガス型・便秘型の症状には、運動習慣をつけることによって、ガスだまりや便秘症状の改善が期待できます。
運動中は交感神経優位の状態となり、運動後は疲労の回復と栄養の吸収のために副交感神経優位となります。
その結果、消化運動に関係する自律神経系に刺激を与えることができるのです。
また、IBS(過敏性腸症候群)のガス型には食事療法も効果的です。
1回の食事に摂取する量を減らしたり、食物繊維を食事に多く取り入れることで病状が改善する場合があります。
ただ、食物繊維に関しては、摂取することでかえって症状を悪化させてしまう場合もあるので、体に合わない場合は控えた方がよいでしょう。
IBS(過敏性腸症候群)の症状を悪化させるものとしては、カフェイン・乳製品・アルコール・タバコなども挙げられます。
IBS(過敏性腸症候群)の下痢型には、下痢止め薬・ペパーミントオイルなどのアロマオイルが効果的とされています。
また、ガス型などのIBS(過敏性腸症候群)の治療には抗不安薬や抗うつ薬を処方することもありますが、これらの場合は心療内科などで心理カウンセリングを受ける必要があります。
IBS(過敏性腸症候群)の症状の治療法の効果が現れるまでには長い期間が必要となります。
そのため、当然スグ治るというものではありません。
IBS(過敏性腸症候群)の治療に当たっては、症状を担当医に十分に伝え、ガス型・下痢型などIBS(過敏性腸症候群)の症状に合った治療をしてもらいましょう。
「ガスがたまる」「ガスの臭い」症状を軽減する方法
腸内には数百種類、約100兆個という膨大な数の腸内菌が存在しています。
これらの腸内菌の集団は、植物が群れているように見えることから「腸内フローラ」と呼ばれています。
この「腸内フローラ」には、ビフィズス菌などの乳酸菌に代表される「善玉菌」、ウェルシュ菌のような「悪玉菌」、そして健康なときには善玉菌に味方し、不健康なときには悪玉菌につくといった中間型の日和見菌がバランスを保って住み分けています。
「善玉菌」が優位だと腸の健康が保たれているため、ガスが出ても強い腐敗臭はしにくくなります。
逆に「悪玉菌」が優勢だと腸内を寝床にして、体調を悪化させる有毒なガスを発生させます。
これがガスの臭いが強くなったり、ガスの発生量が増える原因となります。
つまり、ガスの臭いと量を軽減するには、腸内の善玉菌を増やして優位にし、悪玉菌が繁殖しにくい腸内環境を作ってあげればよいのです。
善玉菌を優位にする方法として一般的によく言われているのが「ヨーグルト」です。
ヨーグルトは確かに「善玉菌」を増殖しやすい働きがありますが、食べた人の腸内環境によっては効果が出ないこともあります。
それは、乳酸菌が腸にまで届く間に、胃酸などで消し去られることが多いためです。
更年期障害を改善または克服
更年期障害について
40~50代の女性を悩ませるものの一つに更年期障害があります。
しかし、今では20~30代の若年層や男性にも更年期障害の症状が出る人が増加しています。
正しい知識と対処法を知っていれば、何も心配する必要はありません。
明るく穏やかに更年期を乗り越え、第二の人生をスタートさせましょう!
更年期障害とは
更年期障害は、40代半ばから50代半ばの女性に見られる、閉経前後における女性ホルモン(エストロゲン)の減少を主原因とする精神的・身体的な諸症状のことです。
このエストロゲンの減少によって、多くの女性は「不定愁訴」と呼ばれる症状に悩まされます。
「不定愁訴」とは、さまざまな症状が現れ、症状が定まらない状態のことです。
その症状には、個人差がありますが、多くの場合、
のぼせ・発汗・手足の冷え・寝付きが悪くなる・眠りが浅い・不安感・憂うつ・肩こり・腰痛・関節痛・動悸・息切れ・めまい・耳鳴り・イライラ・頭痛・気力がなくなる・物忘れがひどくなる等の症状が現れます。
<更年期障害に見られる不定愁訴の症状>
■精神神経系
頭痛、めまい、耳鳴り、物忘れ、憂うつ感、判断力・集中力低下、不眠、不安感、倦怠感 など
■知覚系
しびれ、蟻走感(皮膚に虫がはうような感じ)、かゆみ、知覚過敏、知覚麻痺
■運動器官系
肩こり、腰痛、関節痛、背筋痛、筋肉痛
■自律神経系
のぼせ、ほてり、冷え、動悸、息切れ、手足の冷え
■皮膚・分泌系
皮膚や粘膜の乾燥、湿疹、発汗、ドライマウス、唾液分泌の異常、ドライアイ
■消化器系
食欲不振、吐き気、便秘、下痢、腹部膨満感、のどのつかえ
■泌尿器・生殖器系
月経異常、頻尿、残尿感、性器下垂感、外陰掻痒症
更年期障害の原因
更年期障害の原因は、卵巣機能が衰えることにより、女性ホルモンであるエストロゲンの分泌が減少することによって起こると言われています。
具体的には、加齢に伴って卵胞の機能が衰え、血中のエストロゲンの量が少なくなります。
すると、視床下部はエストロゲンの量をチェックして「エストロゲンの量が足りない」と判断し、GnRHを分泌します。
これを受けて脳下垂体から卵胞刺激ホルモンが分泌され、卵胞からエストロゲンを出そうとしますが、すでに高齢で卵胞は弱っているためにエストロゲンを出すことができません。
視床下部は「エストロゲンを出すように命令を出したのにエストロゲンが増えていない」と判断し、もう一度命令を出します(GnRHを分泌します)。
しかし、エストロゲンを出す機能が衰えているため、いくら命令がきてもエストロゲンを出すことはできません。
視床下部は「なぜ命令しているのに増えないのだろう?」と思いながら、命令を出し続けます(GnRHを分泌し続けます)。
その結果、GnRHは増加する一方でエストロゲンは増加しないというホルモンのバランスの乱れが起こります。
この乱れは、自律神経を司る脳の一部との密接な関係があるため、自律神経を乱し、体の各機能に不具合を起こします。
これが更年期障害の原因と考えられています。
更年期障害や不定愁訴は、女性ホルモンによって生み出される生理周期のリズムと関係しています。
ホルモン中枢が身体の好不調の波を作り出す自律神経中枢に隣接しているため、お互いに影響し合います。
その結果、ホルモンの変動に伴い、自律神経失調症が現れます。
これが生理前緊張症として、身体に現れ、妊娠中のつわりや出産後のマタニティーブルー、更年期障害などをもたらします。
つまり、ホルモンの大変動に対して自律神経を調節する視床下部が対応できないのです。
言うまでもなく、思春期や更年期は女性が必ず通過するものです。
日本人の平均寿命が延びている中で、生理が始まる初潮は低年齢化しており、平均12歳くらいになりましたが、生理の終わる閉経は現在も平均48歳くらいで、昔に比べてもそれほど伸びていません。
思春期には、女性ホルモンが分泌され、第2次性徴として月経が始まり、乳房が発育して女性らしくなります。
こうした肉体的発達と精神的成長の足並みが揃わないことが多く、性ホルモンが急激に増え、ホルモン環境がバランスを失い、自律神経失調症になりやすいのです。
さらに、最近では環境ホルモンと呼ばれる環境汚染物質が蔓延しており、女性の身体のバランスが崩れていると言われています。
環境ホルモンは、女性ホルモンの1つであるエストロゲンに非常に似た化学構造をしています。
そのため、この環境ホルモンがあたかも女性ホルモンのように振る舞い、細胞の受容体にくっつき、様々な悪影響をもたらすと考えられています。
最初は風邪と同様の咳・痰・鼻水・扁桃痛などが慢性化したり、鼻血が出やすくなるという症状が現れます。
そして、頭痛・貧血・微熱・アトピー・喘息・肝炎・子宮内膜症・化学物質過敏症をもたらし、さらに悪化すると、 流産・死産・奇形児出産・不妊・脳障害・発育不全・突然死症候群・重症衰弱症候群・新生児死亡・二重胎児・ガン死などに結びつくとも言われています。
下記12項目のうち、思い当たる症状がいくつあるかチェックしてみてください。
5項目以上該当項目がある方は、更年期障害の可能性が高いと言えます。
<更年期障害チェックリスト>
□ 1.顔がほてる、のぼせる、汗をかきやすい
□ 2.頭痛、めまい、吐き気がよくおこる
□ 3.手足や腰などが冷えやすい
□ 4.イライラしたり、怒りっぽくなる
□ 5.トイレが近い、尿もれがある
□ 6.寝つきが悪い、眠りが浅い
□ 7.不安になったり、憂うつになることが多い
□ 8.動悸、息切れがする
□ 9.疲れやすい
□ 10.肩こりや腰痛がある、手足に痛みがある
□ 11.性交痛がある
□ 12.膣や尿道がヒリヒリすることがある
更年期障害のカギを握る女性ホルモン「エストロゲン」
エストロゲンとは、女性の卵巣で作られる女性ホルモンのことです。
女性の体の丸みや、肌や髪の潤いなどの女性特有の美しさは、このホルモンがあるおかげです。
エストロゲンの最も重要な働きは、乳房や女性性器の成熟を促し、子宮壁を厚くし受精卵が着床できる状態を作り、規則正しく月経を起こすなど、妊娠を助けることにあります。
また、エストロゲンはコレステロールの増加を抑制し、血管を健康に保ち、カルシウムの形成、吸収を調節し、骨の健康も保ちます。
自律神経や脳の働きを良くすることも知られています。
さらに、エストロゲンには、人間の行動や情緒などを安定させる作用がある上、心の安定をはかるセロトニン分泌と大きく関係しています。
そのため、エストロゲンの分泌が低下するとセロトニンの分泌も下がり、心の不安定につながります。
更年期になると卵巣の機能がだんだん低下し、このエストロゲンの分泌が減少していきます。
エストロゲンを正しく補うことで、更年期障害の症状は改善すると言われています。
そのエストロゲンをどのように摂っていくかが大きな問題ですが、更年期障害の治療に用いられているホルモン補充療法はリスクが高く、危険性を伴います。
より自然な形で体へのリスクが少ない治療方法を考えていく必要があります。
もちろん、毎日の食品の中からバランス良く摂取することが体に負担のない方法ですが、より積極的に摂取していくのであれば、サプリメントも有効に働きます。
強迫性障害を改善または克服
強迫性障害について
強迫性障害は強迫観念と強迫行為の2つがあってはじめて強迫性障害と診断されます。
因みに強迫観念とは、本人の意志とは無関係に頭に浮かぶ不安感を生む観念のこと。
強迫行為とは、その強迫観念を追い払うために行う行為を指します。
強迫性障害とは
大丈夫だと思いながらも「もしかしたら・・・」という万が一の危険を恐れる気持ち(強迫観念)が増大することと、その危険を取り除き、不安を打ち消すための動作や行動(強迫行為)に悩む状態のことを強迫状態と言い、この強迫状態を頻繁に繰り返す病気が強迫性障害です。
恐怖を感じる対象は、人によって様々で、近年は特に汚れや細菌を恐れる「不潔恐怖」に悩む人が増加しています。
これは、例えば、何かに触るたびにバイ菌がついたと思いこみ、1日に何度も手を洗わないと気が済まないという例や、自宅以外のトイレには絶対に入らないといった、異常なまでに恐怖の対象を打ち消す行為に熱中するというもので、その行為に時間を取られ、疲弊して生活に支障をきたしてしまいます。
強迫性障害に見られる代表的な治療法
こうした強迫性障害に陥ると、自分でも心の中では「こんなことしてバカみたい」「なぜ、こんなことをしなくちゃいけないんだ?」という風に思っているのです。
しかし、それでも、襲ってくる不安が大きく、どうしてもこのような行動をとってしまうのです。
この強迫性障害は神経症の1つですが、他の神経症と同様に非常にうつ病を伴いやすい病気であることが知られています。
強迫性障害には、カウンセリングといった心理療法は役に立たず、SSRIのような抗うつ剤による薬物療法が効果を発揮します。
代表的な薬として、プロザックという抗うつ剤がありますが、これは脳内の神経伝達物質(セロトニン)を増加させる機能を持ちます。
従来の抗うつ剤はプロザックと同様の機能はありますが、副作用が非常に強く、強迫症状を抑えるのに必要な量を投与することが困難だと言われてきました。
パニック障害を改善または克服
パニック障害について
「パニック障害」はいまとなっては独立した病名ですが、もともとは「不安神経症」として一括りにされていた精神疾患でした。
パニック障害は、突如として起こる「パニック発作」とその発作がまた起こるのではないかと恐れる「予期不安」、さらにはその「パニック発作」が起きたときに逃げられない状況を回避しようと、行動範囲を限定する「広場恐怖症」が特徴的な症状として挙げられています。
パニック障害とは
近年、パニック障害は、精神疾患の中でも非常に多く見られるようになっている「精神疾患」のひとつです。
パニック障害に陥った場合、何の前兆もなく、突然動悸が激しくなり、極度の不安や恐怖感に襲われるといった発作症状が起きます。
その他にも、呼吸困難や手足のしびれ、めまい、発汗、吐き気、現実喪失感、気が狂いそうな恐れなどを伴い、「このまま死んでしまうのではないか」という強烈な思いに捕らわれます。
これを一度でも体験したことのある人は、“思い出すのもイヤ”な体験だと言います。
パニックそのもので死ぬことはありませんが、パニック発作を起こす状況によっては危険を伴う場合もあります。
この発作は30分から、長くても1時間以内には収まります。
ただし、一度、発作を起こすと、それを脳が記憶して、街頭や電車の中、エレベーター、映画館、広場などの同じ状況(シチュエーション)に遭遇すると、何度も発作を繰り返し起こすようになります。
特に外出した場所で発作を起こした場合、その恐怖が大きく、発作が起きた同じ場所に再び足を運ぶことを避けるようになり、一歩も外に出なくなる“外出恐怖”の症状を伴う場合が多く見受けられます。
パニック障害に対する治療法
パニック障害はアメリカでは「PD(パニック・ディスオーダー)」と呼ばれるポピュラーな「精神疾患」です。
また、パニック障害は全人口の2%が一生の間に少なくとも1回はかかる症状とも言われており、精神科でも非常に多い病気だとされています。
有効な治療法としては「行動療法」・「薬物療法」と言われています。
「行動療法」は、敢えて発作を誘発するような行動を少しずつ繰り返し、発作の不安を解消していく方法で、患者と信頼できる人間とが時間をかけて治療を行います。
「薬物療法」は、脳の神経回路に直接的に作用する抗不安剤や抗うつ剤を服用する治療法です。
しかし、「薬物療法」には、眠気、だるさといった副作用が強く、また、依存性も強いため、人によって継続して服用することが困難な場合があります。
特に抗不安剤は副作用と比較して、得られる効果が充分ではないところがありました。
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